エアコンの汚れとクリーニングの必要性、効果はあるの?
冬場の汚れや夏場の湿気でエアコンは年々汚れていきます。特に猛暑は使用頻度も多くますます汚れていきます。
また近年の住宅や事務所は気密性が高く、密な空間で汚れたエアコンを使用し続けることは決して体に良いとはいえません。
お掃除付きエアコンも同じく定期的なお掃除が必要になります。分解洗浄をすることで衛生的な環境で過ごすことができます。
1)エアコン内部の汚れ
普段見ないエアコン内部は外からは目立たなくても中を見ると写真のように汚れています。
エアコンの冷房や暖房は、室内機の内部の「熱交換器」で冷やされた(暖められた)空気が送風口から出てきます。熱交換器(アルミフィン)で空気を冷やす(暖める)際、室温との温度差によってエアコン内部で結露が生じます。この結露水が内部にある埃やその他の汚れと一緒になってカビは発生します。
2)エアコンのカビは健康に影響を及ぼす?
日本の夏は高温多湿です。そのためエアコンを使用して夏場は凌ぐのですがエアコン内で空気が冷やされると、空気中にいられなくなった分の水蒸気が水分に変わって結露が発生するのです。この結露は室外機につながる配管を通って排出される仕組みになっているため、正常に稼働していれば結露がエアコン本体の外に漏れ出てくることはありません。
しかし、室内温度と設定温度に大きな差があったり、エアコン内部の汚れや異常があると、必要以上に結露が発生しています。そのため吹き出し口や室内配管に水分が見られるようになります。
3)ホコリ詰まりはエアコン効率を下げる
エアコンを掃除せずに長期的に放置していると汚れがつくというデメリットだけではなくエアコンの運転効率も下がり電気代が高くなります。
フィルターが埃やゴミで目詰まりすると、送風の力が下がり、エアコンの運転効率がダウン。
必要な暖房・冷房効果を得るためにはより多くの電力が必要となり、電気代が高くなってしまいます。
フィルターの定期的な清掃をするだけで、年間の消費電力を31.95kWhの省エネ、電気代を約860円節約できるという報告もあります。(※家庭の省エネ徹底ガイドより)
4)エアコンクリーニングのサイン
エアコンの継続的に使用することによってクリーニングが必要になります。
そこで3つクリーニングを行うサインを発表します。
※嫌な匂い
※カラダの異常
※水漏れ
5)エアコンクリーニングのきっかけ
エアコンの掃除をするきっかけはなかなか見つかりません。しかしエアコンの掃除をおこなわなければ”嫌なニオイ” “カラダの異常” “水漏れ”などが起きてしまいます。
エアコン掃除をしようと思ったきっかけを聞いてみました。
「エアコン掃除をしようと思ったきっかけは?」と聞いたところ、「汚い(カビ・ホコリ)」(48%)、「ニオイ」(21.7%)、「風量が少なく感じる」(15.3%)、「アレルギーの予防改善」(9.3%)、「電気代の節約」(2.7%)、「その他」(3%)となっている。